あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「それって、なんか


大事な理由があれば


キス出来るってことだろ?

ぜってー嫌。」


まぁ正論か…


・・・・・・・


「…お前ってさ、


今彼女何人?」


「えっ!?美姫ちゃん入れて?」

「美姫はお前の彼女じゃ

ねーだろがっ!!」


へへと遼太は笑う


まったく…


「えと、6人かな。」


6人!?


マジか。


「お前、彼女には


厳しいくせに。自分には

甘々かっ」


「せっかくイケてる


メンつに生まれてきたん


だから人生楽しまなきゃ」

「人間として最低。」


「んなこと言うなよぉ


冗談だってばー」


はっ、どーだか。


ん?


ピカピカ…


スマホがメール受信の


表示をしている。


そーいえば、


美姫からの電話もう


出たくないからマナー


モードでほっておいた


っけ?


ぼ~っとしながら


メールを見る。


「なぁ?で、その仮定は

リアルな訳?聞いてるー?」

遼太うるさい。


!?


百合じゃん!


べッドでゴロゴロしてた


俺は跳ね起きる。


「わっ!なんだよ…?」


――――――――――――――

大事な話があるんだけど、 明日勇輝の家行っていい?

――――――――――――――


大事な話!?


もしかして…


いや、違うかもだし。


とりあえず、了解。


と返した…


気になる…。


つか、俺ん家って。


俺じゃなかったらすぐ


ヤられんぞあいつ…













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