あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「分かった?
許すのは今回限り
だからな!」
ほっ。やっぱりいつもの
勇輝だ。
「はぁい」
でも、もぅ勇輝に
あんな顔させない!
いや、悲しそうな顔も
鼻血出る程カッコいい
けど////
やっぱり勇輝は笑顔
が一番だもん♪
「あっ、もぅ飲んでん
じゃん。
入れてくるわ」
勇輝は私が飲み終わった
カップを持って
すくっと立つ。
あっ、
「ごめん、飲むの早くて」
勇輝は、は?という
顔になる。
「んなもん気にすんなって!
そんなの気にする奴じゃ
ないだろ、お前?」
はぁ?
「おい、失礼だな!」
私は勇輝を
殴ろうとする。
「あ~怖い、怖い」
勇輝はヒョイと
のけて、ドアの向こうに
消えていった。
「も~!」
でも、あんまり
気にしてなさそうで
良かった。
分かってくれてるし、
これで気まずいのは
やだもんね。
…。
あっ、アルバム!
見ーちゃおっ☆