あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「はぁ!?」
あれ…?
予想とは裏腹に
不機嫌モードの勇輝デス…(汗
「だっだめ?」
はあ。と髪の毛を
クシャってしながら
「だめ?って…。
つーかいつメアド交換
したわけ?」
うっΣ(;
「えっと…遊園地で
直人くんらと別れる
時に。」
「ふぅ~ん?」
なんか疑われてる!?
「ま、い~けど。」
「えっ!?」
「会うんだろ?
別にいいよ。って」
そんな仕方ないなぁ
みたいな顔されても…
でも良かった♪
何の用かは分かんない
けど、会えるね!
直人くんに
OK♪ って返信と。
よしっ
なんか分かんないけど
楽しみだなぁ~
ルンルンとスキップ
して歩く。
…な、なんか勇輝
からの視線が気になる
んですけど…。
じーっと見られてるし
なにーっ?
時間がたつにつれて
なんだか身の危険を
感じてきた!
突然だけど私の家と
勇輝の家は近い。
最寄り駅一緒だし、
ちょっと距離あるけど
自転車で10分ぐらい…
勇輝の家の前を通って
いつも家まで
送ってもらうんだ。
私はいいって言うんだけど
ほら、今までのこと
考えると。…ね?
もうすぐ勇輝の家につく。
会話は楽しいけど、
なんだか本当に
身の危険を感じるから
今日は送ってもらうの
やめよう…
あ、勇輝ん家!