あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「あの、ご両親は?」

前来た時もいなかった

けど…


「あぁ、言ってなかった


っけ?うち共働きだから」

「そーなんだぁ…」


に、逃げられない。


いや…まぁ2回目と


言っても彼氏んちって


やっぱり緊張するし、


そりゃドキドキするし


テンション上がるけど///

そわそわし始める私。


彼氏んちに来るのに


嫌なわけはないわけで…

心臓がばっくばっく


いってる。


前は勢い的なとこが


あったけど、なんだか


こう真正面から


向き合うと…恥ずかしい


「あ、梨央ちゃんは?」


キッチンから


聞こえてくる勇輝の声


「梨央?あいつは


今、文化祭で忙しいから

最近は帰り遅いよ」


「そっ…か」


勇輝の家に2人きり!?


何この急展開!


きっと赤面してるだろう


私に勇輝が近づいてきた


「はい、レモンティー。

飲める?」


「あっだ、大丈夫」


声が震えてしまう…


しっかりしよ?私!


勇輝が私の顔を覗き


込んできた。


「??…あ、なに


緊張してんの?」


ニヤニヤしながら


言ってくる。


あーもうっ!そんな


笑顔もかっこよく見えて


思わず余計顔が熱くなる


「俺ん家で2人きり。


やっぱり緊張すんだ?」

「そんなのいちいち


言わないでよっ///」


恥ずかしいっ!


「なぁ?んな可愛い顔して


もう俺に襲われても


良くなっちゃった?」


「は、はぁ!?


なっ何言って/////


勇輝のばかぁ!!」







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