あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「だってよ、歩いてたら
こんなになっちまって…」
勇輝は手にいっぱい。
紙袋もいっぱい持ってる。
え、何それ?
手にいっぱい持ってるの
って。それ、焼きそば?
温泉饅頭?ここの名所の
お土産もたくさん…
「人混みかき分けて
広場出たらほら、この通り」
「いや、この通りって…」
勇輝のイケメンパワー
パねぇ!!かなりナメてた私。
やっぱりカップルには
見えないんだろーな…
「そだな。早く帰るっつ
ったのに遅くなったな?
わりぃ。」
勇輝が私の頭を撫でる
「////。…じゃなくて!!」
「え?」
「勇輝そこは怒るとこだよ!」
私が悪いんだからっ
何て私に甘い勇輝…
「なんでだよ?俺が
悪いだろ。」
!?…ム~。
「おっ、遅れたのって
私を見つけられなかった
んじゃないの?」
またいじわるしちゃった。
「あ?百合は一目で
見つけたよ?キョロキョロ
して、ケータイ触って
立ち上がって後ろの椅子
倒して…マジ飽きねー」
勇輝ってズルい。
欲しい言葉ばっかり
くれるよね?
「ちょっと溶けたけど
抹茶ソフト。はい」
「ありがと///」
こういうのはどうやって
返そ? う~ん…
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*勇輝side
ふっ、可愛いやつ////
↑めちゃめちゃ大満足でした
百合が聞いてくる。
今度はなんだ?
「あの、勇輝。抹茶も
食べない?」
「あ、くれんの?やった」
「うん。ちょっと
待ってね?」
百合が抹茶ソフトを
食べる。んん?
てか、口でか!(笑)