あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「だってよ、歩いてたら


こんなになっちまって…」

勇輝は手にいっぱい。


紙袋もいっぱい持ってる。

え、何それ?


手にいっぱい持ってるの

って。それ、焼きそば?

温泉饅頭?ここの名所の

お土産もたくさん…


「人混みかき分けて


広場出たらほら、この通り」

「いや、この通りって…」

勇輝のイケメンパワー


パねぇ!!かなりナメてた私。

やっぱりカップルには


見えないんだろーな…


「そだな。早く帰るっつ


ったのに遅くなったな?

わりぃ。」


勇輝が私の頭を撫でる

「////。…じゃなくて!!」

「え?」


「勇輝そこは怒るとこだよ!」

私が悪いんだからっ


何て私に甘い勇輝…


「なんでだよ?俺が


悪いだろ。」


!?…ム~。


「おっ、遅れたのって

私を見つけられなかった


んじゃないの?」


またいじわるしちゃった。

「あ?百合は一目で


見つけたよ?キョロキョロ

して、ケータイ触って


立ち上がって後ろの椅子

倒して…マジ飽きねー」


勇輝ってズルい。


欲しい言葉ばっかり


くれるよね?


「ちょっと溶けたけど


抹茶ソフト。はい」


「ありがと///」


こういうのはどうやって


返そ? う~ん…


――――――――――――――

*勇輝side


ふっ、可愛いやつ////


↑めちゃめちゃ大満足でした

百合が聞いてくる。


今度はなんだ?


「あの、勇輝。抹茶も


食べない?」


「あ、くれんの?やった」

「うん。ちょっと


待ってね?」


百合が抹茶ソフトを


食べる。んん?


てか、口でか!(笑)














< 294 / 310 >

この作品をシェア

pagetop