あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「あははっ!待ってよ百合ー。苦しっ!ははっ!」
何が楽しいんだか・・
「百合、許して?言葉のあやだよ?」
勇輝必殺。優しくて甘い声攻撃!!
「百合ー?ごめんね。百合にこんな事言うつもりなかったんだ。止めてくれたのにね。ごめん。俺が悪かったよ…。」
爽也の声は前の可愛い声と
違って、すぐにおちれそうな いい声・・・。
でも、おちないぞ!!
「そんなに仲いいんだったら2人で付き合えば?」
ふてこい態度をとる。
急に爽也が言い出した。
「坂下さん?さっきはごめんね。つい、百合愛おしさに…。許してくれとは言わないけど、許してくれるんだったら俺の事、爽也って呼んでくれないかな?呼んでくれたらすっげえ嬉しい。」
「えっ?は・ぃ・・」
「坂下、俺の事も勇輝でいいよ。百合の親友は俺にとっても大事な人だし・・・//」
「えっ/あっ!えっ!?」
奈美パニック!
「どうしたの?大丈夫!?奈美」
奈美がおかしい・・・
「うん。てか、爽也くんも勇輝くんも私の名前覚えててくれた・・・。」
奈美の顔がボッと 赤くなる。
「当たり前じゃん!?坂下は可愛いから目ぇつけとったし。」
そーなの?爽也すげーな
「俺は友達が可愛いって言うから覚えてたんだよ…。」