あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
*勇輝side
―今俺は、百合に抱きつかれて泣かれてる状態―
百合がこんなんしてきたの 初めてだから正直心臓が 破裂寸前。
ヤベェーよ。
強気の百合とのギャップが たまらん。
こういう一面もあるんだ。 また、百合の中身を知れた
幸せ。
最近、やたらとそれを感じる。俺って意外と幸せのライン低いな・・・。
おっと、そんな事を 考えてる間に百合が 喚き散らす。
「百合、とりあえずそこのベンチに移動しない?」