あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】





「だってさ、百合俺が触ると嫌がるじゃん?殴るしよぉ。こんなにアピってんのに無理って事はもうダメかなって・・」



勇輝らしくない発言!!

やっぱ、そんな風に思われてたんだ…。



ごめんね。
素直じゃなくて・・・

心の中で謝る。


「だから、ちょっと離れて考えてみた。俺は百合の何が好きなんかなって。で、百合の反応も見たかった・・・。」



私はボソッと

「寂しかった・・・」


と言った。


恥ずい///


勇輝は驚いてる雰囲気。


「でも、やっぱ俺には百合が必要だと思った。お前のいねぇ世界なんて耐えられねー」



カーッ//


「お前は?あんまり好かれてる気はしてなかったけど、やっぱあんだけ嫌がられてるし・・」


私はクルッと振り返り 勇輝に抱きついた。


「あれは、照れ隠し!それぐらい分かれ!!」


自分で言っててむちゃくちゃ。
どんな照れ隠しだよ…。


「分かりにくいんだよ、お前のは!!」



とか、言いつつ声が 嬉しそう?


抱きついたまま上を見てみた



顔を真っ赤にした 勇輝がこっちを見ていた





「んだよ。こっち見んなよ/」


恥ずかしそう・・





「勇輝って私が抱きついたら顔赤くなるんだー?」



私はニヤニヤ。
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