あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
なんだろ…爽也意外に反応少なかったな。
教室に戻ると勇輝と奈美が 待っていて、私に気付くと こっちにやってきた。
「爽也君なんて!!?」
意外にも勇輝より奈美 が先に私に話かけた。
「え?諦めないからだってさ。」
「諦め…ないんだ…」
え!?奈美が変。
そんな落ち込むとこ?
私の事考えてくれんのは 嬉しいけど…
私の考えを遮る様に 勇輝が私に話かける。
「やっぱあいつ一回シメとかないとな!」
えー?怖いー
「やめてよ~」
「センコーにバレん程度にやるから大丈夫だって!」
満面の笑み・・
これは大丈夫なの?
「あいつ、ぶっ殺す!!」
物騒な事言ってるよー
「やめて!!私の問題だし私が片付けるから!」
「は?いいっつの。」
「私がやる!」
「あ゛?」
現役ヤンキーは怖いよ~
「あんな?俺がお前を守ってやるっつってんの。分かる?」
「分かってる!」
ここまで来たら意地よ。意地!
「はあ~、大人しく俺に守られとけよ?」
ため息をつく。
「ヤダもん。」
引かないし!
「危険な時はぜってー助けるから!」
え?危険?