あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
◆ふざけんな!
「はい?」
なんだろう・・・
嫌な予感が・・・
「あの、先輩方が呼んで来いって・・・」
はい、ビンゴー
当たったわー 嫌な予感程当たるしね。
「はいはーい。」
私は笑顔で答えた。
チラッと廊下を見る。
あら、西崎さんじゃん。 諦めないねー!
「あの、黒川さん早く行って。私が怒られるし・・・」
委員長ビビってるじゃん。
当たり前か・・・
「あっ、大丈夫だよー委員長戻っといてー」
私は軽く言う。
「えっ!?」
委員長は疑問に感じながらも 戻って行った。
西崎らの顔が青ざめる
「先輩ー?私のクラスメートなんて使わないでご自分で来たらどうですかー?」
私は机に突っ伏して 横を向きながら叫ぶ。
「なっ!!?」
西崎ら、焦ってんな・・
ぼーっとしてると、 6人ぐらいの先輩が 教室に入ってきた。
教室がシーンとなる。
この空気嫌~い。
「ほんと、いい度胸してるよね。あんた。」
西崎が言う。
「どーも…」
私はめんどくさそーに 言う。