東京+ラブクラフト
「 ルウ …ありがとうは? 」
ハルトさんが
背後に寄り添う様にして
ルウちゃんに、優しい声でうながす
ルウちゃんは " あ "って顔して
それでもまだ不思議そうな顔で
「 ありがとうございます 」と
何か、感情なくというか
…… それでもちゃんと、ニコリと笑い
頭をゆっくりと下げた
「 どういたしまして
――― そうだハルトくん
この無料クーポンもあげる
ビリヤード、好きだったよね 」
「 はい ありがとうございます 」