東京+ラブクラフト
「 やっぱり、子供だなあ…
考えている事が薄いから
手に取る様に、わかるなあ〜…
… 上で騒いでたのさ 君の、と友達だろ?
閉じ込められてる間
そこの窓から様子、ずっと見てたけど
―― ガラの悪い奴らばっかりだな
しかもオマエら
ここ不法侵入じゃないのか?!
溜まり場にしてるんだろう!!
…ああ!!もしかしたら
俺は美人局にひっかかったのか!! 」
「 …っ!!
ちっ 違うけど!!
あの人たちは、関係ないし!!
それにそんなのに
騙される方が悪いんでしょお?! 」
ヤツは
何かを大声で言い返そうとしたらしくて
ゲホゲホいいながら、すごい勢いで咳込む
―――――― 今だ!!!
私はチャンスを見つけて
手に当たった重い箱を
ヤツに向かって 投げ付けようとした
すると その瞬間
どこかから着メロの音 ――――