東京+ラブクラフト





「 やっぱり、子供だなあ…

考えている事が薄いから
手に取る様に、わかるなあ〜…



… 上で騒いでたのさ 君の、と友達だろ?

閉じ込められてる間
そこの窓から様子、ずっと見てたけど


―― ガラの悪い奴らばっかりだな



しかもオマエら
ここ不法侵入じゃないのか?!
溜まり場にしてるんだろう!!



…ああ!!もしかしたら
俺は美人局にひっかかったのか!! 」



「 …っ!!
ちっ 違うけど!!
あの人たちは、関係ないし!!

それにそんなのに
騙される方が悪いんでしょお?! 」






ヤツは

何かを大声で言い返そうとしたらしくて
ゲホゲホいいながら、すごい勢いで咳込む





―――――― 今だ!!!



私はチャンスを見つけて
手に当たった重い箱を
ヤツに向かって 投げ付けようとした



すると その瞬間
どこかから着メロの音 ――――








< 259 / 369 >

この作品をシェア

pagetop