東京+ラブクラフト






「 ギャハハハ マジで言ってんの?!
死ぬじゃん! そんなの〜 」



「 …私は家からしか
ほとんどかかって来ないもん…

―――― ウザい マジで… 」





「 … ならウチのカレシに
新しいの買ってもらう…? 」



「 ―― っえ そんなコト出来んの?! 」



「 …アタシも買ってもらったし
まあ、ちょっと
…頼み事してくるかもしんないけど
たいしたコトじゃ、ないし… 」



「 へー…

信用出来るヒトなんだ? そのヒト 」





すると ――――
そう聞かれた女の子は
途端にムッとした表情を、彼女に向ける



「 … 信用するとかしないとかって…
この街でそんなコトいってたら〜
まともに遊べないよ?
… なに言ってんの? 」



「 そ… そっかぁ…ゴメン… 」






…… いや ナイナイ それは

フツーに服買ったり、映画見たり
友達とファーストフード寄ったりして
フツーに遊べるから





「 まままま!

まだこのコ、夜遊ぶの慣れてないしさ

―― それに私も少し、心配してたんだ
そのカレシって、ヤバくね?
下の名前しか、まだ知らないんでしょ? 」



「 ―――… 二人とも、マジウザい 」






< 311 / 369 >

この作品をシェア

pagetop