東京+ラブクラフト
「 ギャハハハ マジで言ってんの?!
死ぬじゃん! そんなの〜 」
「 …私は家からしか
ほとんどかかって来ないもん…
―――― ウザい マジで… 」
「 … ならウチのカレシに
新しいの買ってもらう…? 」
「 ―― っえ そんなコト出来んの?! 」
「 …アタシも買ってもらったし
まあ、ちょっと
…頼み事してくるかもしんないけど
たいしたコトじゃ、ないし… 」
「 へー…
信用出来るヒトなんだ? そのヒト 」
すると ――――
そう聞かれた女の子は
途端にムッとした表情を、彼女に向ける
「 … 信用するとかしないとかって…
この街でそんなコトいってたら〜
まともに遊べないよ?
… なに言ってんの? 」
「 そ… そっかぁ…ゴメン… 」
…… いや ナイナイ それは
フツーに服買ったり、映画見たり
友達とファーストフード寄ったりして
フツーに遊べるから
「 まままま!
まだこのコ、夜遊ぶの慣れてないしさ
―― それに私も少し、心配してたんだ
そのカレシって、ヤバくね?
下の名前しか、まだ知らないんでしょ? 」
「 ―――… 二人とも、マジウザい 」