東京+ラブクラフト
あの時と同じ
―――― みんな黙って 見上げてる
そこしか、誰も見てない
誰もそれしか聞いてない ――――
青く点滅するケータイを握った
千の瞳が見つめる先
異国のコトバ
花びらみたいに
白く舞い散る雪の中
灰色の塔のてっぺんから
琥珀色の髪 碧い瞳
ひとりぼっちの少女が
世界の果てから聞こえる声で
両手を開き 歌ってる ――――――
その時、トトン って
誰かに肩を、たたかれた