東京+ラブクラフト
固まった私を ジッと見てから
ハルトさんが表情を崩し
横を向いて、クスクスと笑い出した
「 …冗談だってぱ 」
「 わ、私も自分で
おかしな反応したと思います… 」
多分 私、顔 真っ赤だ…
でも…
ルウちゃんキレイになりすぎてて
しかも、ハルトさんが言うと…
「 キミが言う通り ―――
あの人形は、彼等の劇団に運ばれて
今も舞台の上で 活躍中
"滅びかけた世界で
壊れた人形を拾った機械技師が
歌と愛を与える物語"――
これが有名になって
大きな劇場でも公演出来る様になった
あの調子で、元気にやってるよ 」
「 ―――― ほ…皆、 他の皆は?! 」