東京+ラブクラフト









そこから私は
ハルトさんを質問責めにした
沈黙が、イヤだった





「 すごい尋問

――― 取り調べみたいだね 」



「 違いますよ!!

それに、私ずっと…ずっと



ずっとずっと…謝りたかったんです!
私のせいで、あの場所を皆から――! 」



「 それは違う





… あの場所が永遠に続くなんて
誰も思っていなかった



元々あそこは次の夏に
取り壊される事に決まっていたし
ミコ達の事もあった



また、別のどこかに
移動しようとしていた矢先だったんだよ 」



「 ――… ミコさん…!!



ミコさん達どうしてるんですか?!
私… かなり経ってからだけど


電話、したんです!!
でも… かから…なくて… 」







――… 怖い想像を、ずっとしていた






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