東京+ラブクラフト
ミコさんは
しばらくケータイを見つめ
なんか、ずっと黙ってて
それから フン!と勢いよく、鼻息を吐いた
―――… どうしたんだろう
それから
かなり高く盛ってた髪を
グシャグシャと掻き交ぜ、台なしにしてから
食堂の方へと、一気に走ってく
「 ルウ〜〜っ!!
時間、急に空いちゃった〜!!
DVDかなんか、一緒にみよっか! 」
「 うん! 」
次には食堂を抜け、大部屋
まだ寝ているヒト達を
ミコさんは、ゲシゲシと足げり
「 ちょっと!場所空けてよぉ! 」