触れないキス
「ゆず、く……っ! ぅあぁぁーっ……!!」


頭の中には、繰り返し柚くんの言葉と、天使みたいな笑顔が流れて。


悲しみ、苦しみ

悔しさ、無念さ

絶望感、悲壮感──


全ての感情を溢れさせるように、声を上げて泣いた。

無数のクローバーを握りしめながら。


足なんかよりも心が痛い。

痛くて、痛くて……苦しくてたまらないよ。


ねぇ柚くん、そら……

私はどうしたらいいの──?




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