初恋は野球の王子様★




私は、同じ高校二年生らしい童顔の美少年を連れて
グラウンドまで案内する。



「…てかお前、
野球部のマネージャーだったんだ?」


「…そうだけど、なんか悪い?」



「いーや、別に?」



「あっ!!ほら、着いたよ。」







カキーーンッ!!





『ナイスバッティーング!!!』



グラウンドに着くと、
すでにバッティング練習が始まっていた。



「ふーん…。ここがねー…。」



「どう?みんな上手いでしょ?
ウチは名門だからね。」





バシュッ!!





あっ…千葉だ!!!
もう、軽く投げてるんだ。


千葉…相変わらずカッコいいなぁ~ふふ





「なに?あれがここのエース?」


「うん!!カッコいいでしょっ!?」





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