初恋は野球の王子様★




「千葉っ!」




何度呼んでも千葉は、前を向いたまま。




なんでこっち見てくれないの…




「これから、名字で呼び合わないか?」




長い沈黙の中、千葉から思いもよらない言葉を聞いた。




「…え?」




その時の私は、フリーズしたように何があったのかわからない。




「…冗談だよねっ♩」




そう思い、私は笑顔をうかべた。




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