君が居た世界が、この世で一番愛した世界だったから。
夜くんの愛情は、鏡みたいだなと思う。
四方を鏡で囲い、その奥も、そのまたずっと奥にも鏡を並べて、そこに愛情を映し出す。
鏡は元の愛情をどこまでもどこまでも映し出す。奥にいけばいく程に、大きさは変わらないまま、しだいにぼんやりと歪んで見える。
夜くんと初めて会った時の様に、変わらず彼が好きだ。嫌いになった事なんて無い。
それなのに、彼の愛情が深くなる程に、その形に臆病になる自分も居た。
両手には抱えきれない程の愛情を持て余している事も、事実だった。
行き場を無くした彼の愛情は、どこへ向かうのだろう。
四方を鏡で囲い、その奥も、そのまたずっと奥にも鏡を並べて、そこに愛情を映し出す。
鏡は元の愛情をどこまでもどこまでも映し出す。奥にいけばいく程に、大きさは変わらないまま、しだいにぼんやりと歪んで見える。
夜くんと初めて会った時の様に、変わらず彼が好きだ。嫌いになった事なんて無い。
それなのに、彼の愛情が深くなる程に、その形に臆病になる自分も居た。
両手には抱えきれない程の愛情を持て余している事も、事実だった。
行き場を無くした彼の愛情は、どこへ向かうのだろう。