君が居た世界が、この世で一番愛した世界だったから。
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一人暮らし四日目。正確に言えば「二人暮し」なのだけれど。
夜くんは昨日も泊まってくれて、ママ達が帰宅する当日までは泊まっていくと言い張った。
パパが聞いたら卒倒するかもしれないと思いながらも、何だかんだと言って、パパもママも夜くんの事を気に入っている。
夜くんの言うように「私を守る為」と言えば、許してくれるような気がした。
四日目の朝は心なしか穏やかな気持ちで、昨日の不安が嘘みたいだった。
夜くんは「泣く程俺の事を大事に思ってくれているんだね。」とご満悦だし、私が泣いた理由は少し違うのだけれど、彼を想う気持ちは本当だし、丸く収まるのなら、それでも良いような気がした。
夜くんは昨日も泊まってくれて、ママ達が帰宅する当日までは泊まっていくと言い張った。
パパが聞いたら卒倒するかもしれないと思いながらも、何だかんだと言って、パパもママも夜くんの事を気に入っている。
夜くんの言うように「私を守る為」と言えば、許してくれるような気がした。
四日目の朝は心なしか穏やかな気持ちで、昨日の不安が嘘みたいだった。
夜くんは「泣く程俺の事を大事に思ってくれているんだね。」とご満悦だし、私が泣いた理由は少し違うのだけれど、彼を想う気持ちは本当だし、丸く収まるのなら、それでも良いような気がした。