スーパーニート★パラダイス
幼児を遊ばせていた、多喜也と同じ歳位の母親が何事かと警戒する。

咲花も驚いて人一人分、反射的に多喜也から距離を置いた。

「公読社シナリオ・小説大賞……審査員特別奨励賞……倉秋 あづさ…」

多喜也は目の前に居る咲花を指差した。

その指先は微かに震えていた。

間違いないと多喜也は確信する。
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