スーパーニート★パラダイス
「駅前に一軒くらいはありますよね?じゃあ、今日は早めにチェックインしてそこで書きます。書き上げたらメールしますね……それじゃ」

そう言って咲花はこれまで進んできた道を戻るように、多喜也とすれ違う。

そして二人が違いの方向を向いて背中を向け合った瞬間、咲花の足が動きを止めた。

多喜也の手が、咲花の手を掴んでいた。
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