スーパーニート★パラダイス
咲花は足を止めた。

そして、後ろから足音が聞こえなくなった事に気付いた多喜也も足を止める。

「……どうしたの?」

多喜也は聞くが、咲花は答えない。

そしてそんな咲花の心の内を察したのか、多喜也は笑った。

「ハハハ。もし不安だったら、ケータイに110って打って通話ボタンに指を添えておけばいいよ。いつでも掛けられる様にね。……まぁ、押す事にはならないけど」
< 56 / 248 >

この作品をシェア

pagetop