天使の笑顔
そんな私は本来なら、楽しい楽しい高校生ライフが待っていたはずなのに・・・・




どうしてこんな消毒臭い白いベットの上で寝ていないといけないのだろうか・・・・



なんて考えててもどうしようもないか・・・・。



「ほら夏輝君も早く起きなさい!」



そしてまたいつものように怒鳴られている私の隣のベットの男の子は、私と同い年の三浦夏輝と言うらしい。



サッカーの試合で足を骨折したらしく、数日前にこの病院に来た。



「ん~・・・もうちょっと寝かせてよ~・・・」



「駄々こねないの!早く起きて!」



「は~い・・・あっ、おはよう宮本!」



人懐っこい性格の彼は、誰にでも優しく、私にも気軽に話しかけてくれた。


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