sun×sun【完】
「おま…なんでここに…」
驚きを隠せず大きく目を開く土方さん。
その後ろには同じような反応の斎藤さんがいた。
二人とも洋装の服を着ていて、雰囲気がガラッと変わっていた。
「こいつは俺の知り合いだ。銃をおろしてやってくれ。」
土方さんは2人の兵士にそういった。
「まぁ、いい。ここは寒いから部屋で話を聞かせてくれ。」
土方さんはすぐに冷静さを取り戻しスタスタと天寧寺の中へと入って行った。
その後ろを斎藤、私、と後を追いかける。
懐かしい後ろ姿だな、なんて思ったけど、どこか変わった気がした。