sun×sun【完】


桜side



さすがの私も少しは感ずいていたのかもしれない。




「桜、もうみんなはいない」

















近藤さんも、左之さんも、新八さんも。

このお寺にいないことが胸の何処かで引っかかっていた。


いつもみんな一緒だったから。

私が総司と江戸にいた間に。


「みんな、…死んじゃったんですか…?



近藤さんは斬首。


左之さんと新八さんは新撰組を抜けたのちに、別の隊を結成した。

その隊での戦いで命を落としてしまったらしい。



私がいない間に、何もかも変わってしまっていた。






< 117 / 137 >

この作品をシェア

pagetop