sun×sun【完】
桜side
「沖田さんと、一緒にいたいんです。」
そう、最後まで。
あなたの命が尽きるまで。
その時、その瞬間、すべてを共にいたい。
驚く沖田さん。
少し痩せたな、なんて思う。
お父さんもそうだった。
明らかに弱っていくのが目に見えていた。
あの頃の私は、その現実を見ることが怖くて、目をそむけてばかりいた。
それは今でも変わらない。
怖い。
愛しい人が弱っていくのを見ることが。
大切な人が死へと向かう姿が目に見えるのが。
だけど、それ以上に、
一緒にいたいと思ったの。