sun×sun【完】
声に出すと愛しさが溢れ出てきて、思っていたよりも、心が寂しくなった。
「土方さん」
後ろから聞こえた左之の声で、寂しさをフッと振りのける。
「なんだ、左之。」
「ちょっと話したいことがあるんだ。」
そう言われ振り返ると、そこには新八もいた。
「どうしたんだよ、お前ら2人揃って。」
なんとなく、普通の世間話じゃないことはその雰囲気である程度わかる。
ドクンと心臓が動き出す。
ーーー嫌な予感が、するんだ。