sun×sun【完】
「愛した人を殺された悲しみは、永遠なんですね。」
そう、私も沖田さんを殺されていたならそうなっていたのかもしれない。
「そう…なのかもね。だけど、君は君を追い詰めないで。」
追い詰める…
追い詰めてなんかない。
仕方のないことだったと思っているもの。
悲しみが生まれないなんて、世界には存在しない。
何かしらの選択が、行動が必ず誰かを苦しめ、悲しませてる。
ただ…
「私は辛さに嘆くじゃなくて、戦うべきだったんです。」
そう、いじめからも目をそらさずに。
自分からその永遠の私に対する憎しみに立ち向かうべきだったの。