似たもの同士は恋いをする
〔ですから~勘違いって思ってたのに実は好きだったとかおおいんですよ〕
黙れコメディアン
頭の中でアナウンスすんなボケ
「あ。お前、日曜日あいてる?」
「はあ!?開いてるけど」
「何で喧嘩越しだ、日曜日買い物付き合ってくんね?」
トンと私の前に自然な流れで座る
「何で、私」
「女の子が好きな感じのプレゼントとかわからねえから」
「理央が侍らしてる女の子使えば良いじゃん」
そうだよ、わざわざ私に頼むこともない女の子なんてたくさんいんじゃん
ましてや過去に女の子とは認めねぇって吐き捨てた奴に頼むとは
「お前じゃないとやだ」
ドキッとした。けど
「気使わなくてすむし」
気を使うほどの女の子でもないって事ね私は
「はぁ……たい焼きどっちから食べる?頭としっぽ」
「は?何だよ急に」
「いいからせーので答える」
コレで奴が私と同じ答えを出したらいこう
「せーの」
「「あたま」」
あ……
まぁそりゃそうか、好きなもの似通ってるし、まわりから見れば行動まで似てるらしいから
きっと私は答えなんてわかった上で質問したんだ
「……行く」
「お!さすが澪サンキュー」
軽い、軽すぎる。ほんとに感謝してんのかコイツ
「で、プレゼントする女の子って誰、彼女?」
「……よし、醤油も借りたし帰る」
「おいコラっテメェ」
なぜか正座をしていて脚の痺れた私はバタンと虚しい音を聞いてるしかなかった
簡単に言うとはぐらかされたたのだ
……だれだよその女の子って