似たもの同士は恋いをする
蜘蛛の存在を知らされてもうイライラなんてどっか行った


理央の背中にくっつきながらトラウマを頭から消す


何か理央の前だといろんな感情がでる


「おい、退治した」


「へ?……」


ふっと力が抜けた。へなへなと座り込む。理央のシャツをつかんだまま


「おい、シワになる」


「シワなんてきにするな」

ちょっと何かもうちょっとくっついてたかった。理央の安心する体温と


「あー……、そうだ日曜日やめて今からいかねぇ?」


「どこに?」


座ったまま見上げる。ムダに背たかいのよバカ首痛くなる


「プレゼント買いに、そしたら日曜日までイライラしなくてもいいだろ?」


イライラしてんのバレてた。本人にバレると恥ずかしいまるで気があるみたいで


「奢って」


「パフェで言いよな?」

「なぜわかる」


「俺がパフェくいたいから」


……アホか
私がパフェ食べたいとは思ってたけど


理央が食べたいから私ま食べたいとか考えアホ


「まぁ、いいや」


私と理央は日曜日に行く買い物を今日行くことにした


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