家元の花嫁【加筆修正中】
ゆのが寝室から戻ってきた。
「隼斗さん。あの…沢山のお洋服は隼斗さんが用意したんですか?」
「いや、母さんに頼んだ。変なのあったか?」
「う~ん、私には着れそうにない服ばかり。これが一番マシだったの。」
「はぁ!?」
おい、母さんはどんだけ息子を悩ませたら気が済むんだぁ?
マジで、そんなこと聞いただけで、余計悶々とするだろうが……。
「ここは俺とゆのしかいないから、気にしないで着ろ。」
「ホント?隼斗さん以外、誰も来ない?」
「あっ!?管理人の人が来るくらい?」
「男の人?」
「60くらいの女の人。」
「よかったぁ。じゃあ、大丈夫そう。」
「そんな変な服ばっかか?」
「うん。かなり、露出度が高い……。」
「っ!?」