家元の花嫁【加筆修正中】
ゆのが顔を赤くして、恥ずかしそうに上目使いで話してる。
この状況…危険!
理性崩壊の警報が鳴ってる気がする。
「隼斗さん、これ……。」
ん!?ゆのはラッピングされた袋を差し出した。
「俺に?」
「気に入って頂けるか心配ですが…。」
俺は包みを開けた。
中にはシルバーのブレスレット。
所々にレザーが効いてて、結構シンブル。
ん!?なんか文字が書いてある。
“Attrape-moi”
これって、フランス語で……
“私をつかまえて”
……だよな?