家元の花嫁【加筆修正中】
俺はゆのを抱きしめた。
嬉しくて、嬉しくて……。
マジでヤバい。
理性の壁が崩壊してゆく。
さっきから警報は鳴りっぱなしだし。
「ゆの、キスしていい?」
「・・・・・」
ゆのは黙ってる。無言ってことは肯定ってことでいいよな?
俺は抱きしめてる手を緩めて、ゆのの顔に近づいた。
ゆのは真っ赤な顔で、ギュッと目を瞑っている。
ゆのの後頭部に手をあて、ゆっくりと唇を重ねた。
何度も……何度も……角度を変え……。
優しく甘いキスをした。