家元の花嫁【加筆修正中】
先日、玲から教わった“嫉妬”という感情。
それから数日、隼斗さんを気が付かないうちに目で追っていた。
前に玲が言ってた“好き”の基準。
隣りの部屋にいると思うだけでドキドキしてしまう。
ピッタリ当てはまっている自分。
私は隼斗さんが好きなんだ。
自覚してしまった。
それを玲に話したら、やっと気が付いたか?って……。知ってた様子。
何でも、私が隼斗さんへのプレゼントに、作ってるブレスレットを見つめる瞳は、恋する乙女だったらしい。
自覚してから、隼斗さんと目を合わせるのも恥ずかしくて……、つい避けてしまった。
いくら自覚したとはいえ、この下着はハードルが高すぎる……。