家元の花嫁【加筆修正中】
ん―――――――――ッ!!
もう、苦しい………。
息がぁ………。
酸欠で死にそう……。
私は隼斗さんのシャツを握りしめた。
隼斗さんは気づいたらしく、そっと唇を離してくれた。
ハァ…ハァァ。死ぬかと思った。
ドラマで恋愛って“命がけ”って、言うけどこう言うことだったんだぁ。
う゛~ん、納得。
けど、ニュースで“酸欠で死亡”なんて聞いた事がないよ?
もしかして、私が初めてになる所だったかも!?
それは勘弁。恥ずかしくて死にそう。
私は呼吸を整えながら、そんなことを考えていた。