家元の花嫁【加筆修正中】


ん―――――――――ッ!!


もう、苦しい………。


息がぁ………。


酸欠で死にそう……。


私は隼斗さんのシャツを握りしめた。


隼斗さんは気づいたらしく、そっと唇を離してくれた。


ハァ…ハァァ。死ぬかと思った。


ドラマで恋愛って“命がけ”って、言うけどこう言うことだったんだぁ。


う゛~ん、納得。


けど、ニュースで“酸欠で死亡”なんて聞いた事がないよ?


もしかして、私が初めてになる所だったかも!?


それは勘弁。恥ずかしくて死にそう。


私は呼吸を整えながら、そんなことを考えていた。


< 121 / 337 >

この作品をシェア

pagetop