家元の花嫁【加筆修正中】


ゆのは俺のベッドに潜り込んで来た。


おっおい!!


何……何する気なんだよ!?


って、俺…何でこんなにテンパってんだ?


「隼斗さん、私のこと…ふしだらな女だって思いますよね?」


「えっ?……別にそんなことねぇけど……」


「私の残りのお願い事…聞いてくれますか?」


ゴクッ。思わず、生ツバを飲み込んだ。


何を言う気だ?


まさか、“抱いてくれ”とは言わねぇよな?


ついさっきまで、あんなに警戒してたのに…。


「何?」


この状況で言うことって言ったら、アレしかねぇだろ?


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