家元の花嫁【加筆修正中】


はぁ……。


俺ってアホだ…。


そりゃそうだよな?


ゆのが自分から“抱いてくれ”とは言わねぇよな?


考えたら分かるっつうの!!



俺はゆのを優しく抱きしめた。


はぁ―――。


これってマジで拷問。


一体、俺が何したっつうんだよ!



すると、俺の腕の中でゆのがブツブツ。


「ん?何か言ったか?」


「あったかい。隼斗さんの腕の中…やっぱり、心地いいです。」


ゆのは俺の胸に手をついて、見上げている。


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