家元の花嫁【加筆修正中】
其の肆
ご利益?≪隼斗の巻≫
「ゆの、準備出来たか?入るぞ?」
「あの…変じゃないですか?」
「っ!!////変じゃ…ってか、可愛いすぎ。」
「//////////」
ゆのは、母さんに振袖を着付けて貰った。
うっすら、化粧もしている。
髪はふんわり、ゆるくアップして…。
マジで可愛い。
母さんマジック、恐るべし。
照れているのか…頬がほんのり赤い。
「恥ずかしいので、あんまり見ないで下さい/////」
「じゃあ、誰に見せんの?」
「もうっ!!/////」
ゆのは下を向いたまま、巾着を握りしめた。
仕草一つ一つがういういしくて、可愛いすぎ。
「じゃあ、行こうか?」
俺はさり気なく、手を掴んで歩き出した。