家元の花嫁【加筆修正中】
「寒くないか?」
「大丈夫です。隼斗さんより沢山着てますから。」
ゆのは少し微笑んで、小首をかしげた。
あ゛―――、その仕草も可愛いなぁ。
俺って、ロリコンか?
高校生相手に………。
「隼斗さん、お参りだけですか?」
「ん?何かあるか?」
「おみくじ引きたいです」
「あぁ、じゃあ、時間もあるし。先におみくじに行くか?」
「はい!!」
ゆのは嬉しそうに俺の手をギュッと握ってきた。
2人で、社務所前にあるおみくじを引いた。
「ゆの、何だった?」
「私は中吉です。隼斗さんは?」
「俺、大吉…」
「スゴーイ!!やっぱり、運がある人って…何でも引き寄せれるんですねぇ?」
「そうかぁ?」