家元の花嫁【加筆修正中】
どう見ても、おかしい!!
これって……まさか!?
私は隼斗さんのお母さんを見ると…
「今日は楽しい一日になりそうね!?」
そして、満面の笑顔。
おかしいと思ったんだよ。
ただのお手伝いが、こんな高級感のある着物を纏ったりしない。
私は隼斗さんの隣りに歩み寄って…。
「隼斗さん………」
私は泣きそうに、俯いた。
すると、隼斗さんは私の耳元で…
「ゆの、ごめん。母さんが勝手に…。とりあえず、出来る限り俺がフォローするから。」
「お願いします……」
私は、隼斗さんの腕におでこをつけて…大きくため息をした。
「あらあら、おアツいこと!!」
「母さん!!」
私は慌てて隼斗さんから離れて、廊下の隅へ。