家元の花嫁【加筆修正中】
「あの、ドライブじゃなくて隼斗さんのお部屋でもいいですか?」
「俺の部屋?何かあるのか?」
「いえ、あっ、いや…あの…その…」
ゆのは歯切れが悪く、答えに困った様子。
俺、変なこと聞いたか?
「俺の部屋でいいのか?」
「はい。いいですか?」
「あぁ、構わないが…」
「では、夕食のあとに伺いますね?」
ん?
今度は何で急に笑顔なんだ?
気にはなるが…まっいいか。
ドライブだろうが、俺の部屋だろうが…2人っきりでゆっくり出来るなら、どこでもいい。
その後、夕食を済ませて先にシャワーを浴びた。
ゆのも母さんに言われたようでお風呂上がりの様子。
俺は飲み物を用意して部屋でゆのが来るのを待っていた。