家元の花嫁【加筆修正中】
デートマジック≪隼斗の巻≫
昨夜、とうとうゆのが“OK”してくれた。
信じられねぇ。夢か??
自分の頬を抓ってみるが…
興奮しているせいか…
あまり痛くない。
やっぱり夢だったのか!?
っつうか…夢じゃ困るんだよ!!
やっと…やっと承諾させたんだから。
朝食を済ませ鏡の前で1人ブツブツ…。
俺は一喜一憂しながら出掛ける準備をしていた。
ヤバい。
ついニヤけて、顔が緩みっぱなし。
パシッパシッ。
両手で頬を軽く叩く。
コンコン。
「はい」
ドアが開きゆのが入って来た。
「隼斗さん、用意出来ました」
「あぁ、俺も。じゃあ行くか?」
「はい」