家元の花嫁【加筆修正中】


「俺が着替えてるとこ見たいんだ?」


「ふぇっ!?」


ふいに後ろから抱きしめられ…変な声が出てしまった。


隼斗さんの方へ向こうとすると、


「キャッ!!」


隼斗さんは耳朶をペロッとひと舐め。


「はっ、隼斗さん!!何を…」


「ん?ゆのが着替えを手伝ってくれるって言うから…お礼?」


「っ!?お礼って…耳を舐めるのはお礼じゃなくて苛めです」


「そう?んじゃあ、はいっ!!お願いしまぁす」


「えっ?」


隼斗さんは腕を解いた。


私は振り返って隼斗さんを見ると、


なっ!!///////////


「なっ、何をしてるんですか!?」


「何をって、服を脱がしてくれるのを待ってるんだけど?」


「え゛っ!?」


隼斗さんは帯を解いた状態で、両手を広げて立っている。


「早く!!」


「早くって何をですか?」


「服…脱がないとメシ食いに行けない」


「ぇえ――――っ!?」





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