家元の花嫁【加筆修正中】
「ゆのって、今まで彼氏とかいたのか?」
「ッ?!………えっと、その……やっぱり、変ですか?」
「変って?」
「その………この歳で彼氏もいないって////」
「ッ?!」
ゆのは凄く恥ずかしそうに答えてくれた。
やっぱり、圭介さんの言ってた通りなんだ。
けれどそれは、俺にとってこれ以上無いほどに嬉しい答えで。
思わず、頬が緩むのを抑えられなかった。
「いや、別に変じゃねぇけど」
「……けど?」
「ゆのって結構可愛いから、モテるだろうなぁって思ってさ」
「ッ!?////……かっ、可愛い?……わ、私が?////」
「あぁ、可愛い。すげぇ俺好み☆」
俺は少し苛めてみた。
彼女の反応が可愛い過ぎて、止まんねぇ。
俺はソファーの背凭れに片手を突いて、
ゆっくりとゆのに覆いかぶさるように………。
すると、ゆのは驚愕して硬直した。
俺はそんな彼女の耳元にそっと近づいて……。