家元の花嫁【加筆修正中】
其の弐
嫉妬?《ゆのの巻》
「おはよー。ん?どうした?元気ないじゃん。」
どうした?じゃないよぅ…。
昨日、あれから気になって全然寝れなかった……っていうのに。
「ねぇ、おでこにキスって…どういう意味?」
「あ゙ぁん?されたの?おでこに?いつ?」
「昨日…。」
「他には?」
「他には何も…。ただ……。」
「ただ?」
玲は目をランランに輝かせて、聞いてくる。
「かわいい…って。俺好みだって…。」
「キャー!!ゆの、良かったじゃん!」
「何が?」
「何が?…って。あのねぇ、男がかわいいって言って、おでこにキス!コレって、ゆののこと好きってことじゃん。」
「そうなの?」
「そうなの!!…で、なんでそんな流れになったの?」
私は昨日のことを話した。