家元の花嫁【加筆修正中】
其の弐

嫉妬?《ゆのの巻》



「おはよー。ん?どうした?元気ないじゃん。」


どうした?じゃないよぅ…。
昨日、あれから気になって全然寝れなかった……っていうのに。


「ねぇ、おでこにキスって…どういう意味?」


「あ゙ぁん?されたの?おでこに?いつ?」


「昨日…。」


「他には?」


「他には何も…。ただ……。」


「ただ?」


玲は目をランランに輝かせて、聞いてくる。


「かわいい…って。俺好みだって…。」


「キャー!!ゆの、良かったじゃん!」


「何が?」


「何が?…って。あのねぇ、男がかわいいって言って、おでこにキス!コレって、ゆののこと好きってことじゃん。」


「そうなの?」


「そうなの!!…で、なんでそんな流れになったの?」


私は昨日のことを話した。




< 63 / 337 >

この作品をシェア

pagetop