家元の花嫁【加筆修正中】


「ねぇ、玲……隼斗さんがバイトの事…聞いて来るんだけど……。」


「何で?」


「ここのところ、毎日遅いし、他にバイトしてないか?って、聞かれた。」


「マジで?…隼斗さんって、結構鋭いんだね?」


「プレゼントのこと、言えないから…今は言えない…って、言ったの。」


「それで何て?」


「聞いてない。逃げたから。」


「あんたって……ホント……」


「何?」


「あぁいい。隼斗さんが可愛そうだけど、今は作業に集中しな?」


「……うん。」


玲は奥の部屋でゲームを始めた。


隼斗さん喜んでくれるかなぁ?



< 90 / 337 >

この作品をシェア

pagetop