家元の花嫁【加筆修正中】
カフェのバイトも終わり、藤堂家に帰宅。
隼斗さんのご両親は出掛ける準備をしていた。
「どこかへお出掛けですか?」
「ゆのちゃん、おかえり!そうなの、2人でクリスマスデート♪」
「良いですねぇ…楽しんで来て下さい。あっ、ちょっと待ってて下さいね?」
私は部屋にプレゼントを取りに行った。
「これ、私からお2人に……。」
「まぁ!?ありがとう、うれしいわぁ。」
「気を遣わせてしまって、申し訳ないね?」
「いえ、私の方がいつも気を遣って頂いて……。」
「そうそう…隼斗から頼まれて、荷物はバッチリ用意しておいたから。2人でラブラブ…楽しんで来てねぇ?」
荷物?ラブラブ?
何のこと?
2人は楽しそうに出掛けて行った。